はじまりは、いまから15年くらい前の30代前半ころだったと思う。
朝洗濯しているときに突然視界にチカチカというか、メラメラした蜃気楼のようなものが現れた。
そのメラメラはみるみる拡大していき、視野の大部分が欠けて見えなくなっていく。
それは視線を動かしても、目を閉じてもついてくる。
(画像お借りしました。こんな感じです)
10分から20分くらい(長いときは1時間も)すると徐々にメラメラが外へ消え、視界が戻ってくる・・・。
そしてその直後から強烈な頭痛がやってくる。(片頭痛らしいけど)
それはこれまでの人生で経験したことのないほどの激しい痛みなのです。
ネットで調べまくり『閃輝暗点』という症状ということがわかりました。
【ストレスなどなんらかの誘因により、脳の血管が収縮し、その後異常に拡張して一時的に血液の流れが変化し、脳内血管に影響を与える神経系の障害であると考えられています。
具体的には、ストレスを感じている緊張状態において血管が拡張するため、その血管を収縮させる性質を持った神経伝達物質セロトニンが、その血管を正常に戻してストレスを緩和させる理由で多量に放出されます。すると大脳の後頭葉にある視覚野の血管が収縮します。
しかしそのセロトニンが消費され枯渇して不足するため、血管が急激に拡張し、血流の量が減少することで、キラキラの閃輝が現れ一時的に視野の一部が見えない状態(暗点)になります。
そして引き続き起こる頭痛は、脳内血管に出現する血管が異常に拡張すると共に、周囲にある三叉神経を刺激し、さらに血管壁に炎症や浮腫により痙攣を起こすため、ズキンズキンと脈打つような拍動性の頭痛が起きると考えられています。
すなわち「閃輝暗点を前兆とする片頭痛」は眼球の異常ではなく、脳内血管の神経病理学的疾患であるといえます。】とのことでした。
目じゃなくて脳なの??こわいよ。
病院にも行ったけれど治療法はなく、メラメラがきたら事前に頭痛薬を飲んでおく、ということしかないのです。
2か月に1回とか・・多いときは1カ月に2回くるときもあって。
運転中になんかなったら危険すぎるし、家に帰れない (T_T)
そしてこれがなんの前触れもなく突然やってくるのが、ほんとにつらいの。
閃輝暗点になると、2~3日は超絶調子悪いし (-_-;)
食べ物だったり、私生活だったりと様々な方法で改善を試みても、忘れたころに突然そいつはやってくる。
周りには閃輝暗点の症状持ちの人がいないので、人にどう説明しようとしてもわかってもらえない現実。
一生うまく付き合っていかなければならないと思うと、やりきれませぬ。
ただただ、健康でいたいです。